私は君のもの。

「あ、あの、笹原く、ん。」


「ん?どしたあ?」



よりによって笹原くんなんて。

わたしのばかあああああ!!!!!








ん、や、でも。莉斗はここに居ないし別に関わってもばれなきゃいいんだよね。



よし。この事は絶対内緒にしておこっと。



「…おーい、神田?かーんーだー???」


「わ!!ごめん!教科書、見せて欲しいのっ」



笹原くんのこと呼んだくせに話しかけるの忘れた!?ご、ごめんね!!!


なんて、心の中で思いつつ私は教科書を見せてもらえるように頼んだ。




「おー!いいよ!机、寄せてい?」


「うん。ありがとう」




ーーガタガタガタガタッッッ




「ほい!見にくかったら言えよな?」



「わかった!大丈夫だよ。ほんとにありがとう」


私は にこっとしてお礼を言った。


「…っ、お、おー!」



ん???どうしたんだ?私よりも笹原くんの顔が赤いような……ま、いっか!







とにかく授業に集中しよ……。





私は莉斗の夢、そして莉斗のことをなるべく考えないように いつもよりも授業に集中した。




だから聞こえなかったんだ。笹原くんの…













「…貴音の彼女…か。ま、イケるだろ…
絶対俺の彼女にしてみせる。」






なんていう声なんて。