私は君のもの。

「なに?怒ってんの?じゃあ、離してやるよ。その変わり…」




「?」






「今俺にキスして。んで、午後の授業では一切俺以外の男と関わんな。」


「は、はあ?!」


「んだよ。見てたんだからな。仲良く男と話してんの。俺言ったよな?
ほかの男と話すなよって。」





い、意味わかんない。それじゃあ、授業になるわけない!







…でもここで反論したらと思うと怖くて一応頷いとく。




「わ、わかった。話さないよ。」









「よし。えらいぞ?流石、俺のものだなぁ……………?」








ぞくっ………。









一瞬夢の時の莉斗の笑みと重なった。





怖い。怖い。怖い。








「なに、青ざめてんだよ。てか、
早く俺にキスして?はーやーくー。」








このままあの夢が本当になるのが怖くて私は莉斗の言うことを聞くしかなかった。








「す、するか…ら。目、閉じ…てよ。」
「ん。」







莉斗の唇に自分の唇を重ねる。





そのまま莉斗はお弁当を食べずに
ずっと私の唇を求めてきた。







神様。私、時々莉斗があの夢に重なって見えてしまうの。







それは、きっと、私が考え過ぎているからだよね。










……ああ。普通の恋ってどんなんだっけ。