私は君のもの。

キーンコーンカーンコーン…







「よーし。じゃ、あいさつー」







そんな声とともに一斉に立つクラスの子達。


そして挨拶を済まし、それぞれ昼食の準備を始める。






うちの学校には売店や食堂がある。






でも私はいつもお弁当を持参している。
だってお昼は…







ーーーーガラッ








「愛美ー?お昼食べよーぜ?」







「あ、莉斗。うん。今行く」









莉斗と一緒に屋上で食べてるから。






私は迎に来てくれた莉斗の分のお弁当も持って莉斗の元に駆け寄った。








「ん。さんきゅ」
「どういたしまして」









そういって私の作ったお弁当を受け取り







莉斗は私の手を握っていつものように屋上に向かった。









「なんか今日はいつもより寒いね」




「あー、そーだな」









屋上に来るとなんだかいつもより冷たい風が吹いている。






カーディガン着てくればよかったかな。







そんなことを考えているといきなり莉斗が私を抱きしめてきた。








「莉斗?どーしたの?ここ学校だよ?」

「知ってるけど。」

「こ、ここじゃ人が来るかもだから、は、離して?」

「…なに。俺に抱きしめられるの嫌なの?」


「そうじゃないでしょ………っ」








やばい。久しぶりに莉斗の本性を出してしまい
そう。





ここは学校だし、流石にそれはまずいよね。






「り、莉斗。家に行ったら抱きしめて?」








我ながら恥ずかしいことを言ったと思う。でも、莉斗は全然納得してない様子で…









「それまで待てっていってんの?俺が待てると思ってんの?」



「が、頑張って…………」








そんなことしか言えない。お、お願いだから我慢してよ…………っ






だんだん苛立ちと焦りがこみ上げてきた。