私は君のもの。

私が落ち込んだと思ってるんだろう。



和歌は必死に謝ってくれた。





大丈夫だよ。落ち込んでないよ。

私が和歌にそう言うと和歌はホッとした顔になった。







「そうならいいんだけど。じゃあなんでそんな落ち込んでんのよ?」







「いや、落ち込んでる訳じゃないんだけど。なんか、毎回変な夢ばっか見ちゃってさ…。


あはは、別に夢だからいいんだけどね。」








…キーンコーンカーンコーン




そう私がいうとチャイムが鳴った。










「あ、じゃあ、あたしは戻るねっ!」
「うん。」






和歌は席に戻っていった。





そして一人になると同時にあの夢が蘇る。











「…俺の愛美。ずっと愛してるよ…」






ぞくっ………。





寒気がする。
あんなに取り乱した莉斗はあの夢でしか見たことがない。




…でも、莉斗がいつかあんな風になってしまうんじゃないかと心のどこかで私が嘆いてる。





莉斗はあんな人じゃない。そんなことわかってるのに…。








何故かリアルに見えてしまうあの夢。









私は怖くて、忘れようと先生の話に耳を傾けた。








「えー、では、今日も頑張れよー」









頑張れよ。その言葉はわたしの心に何故か響いた。