私は君のもの。

……………ずっと君を見ていた。





高校1年の春、君に出会ってから、



君に憧れを抱き、好きになった。




だから高校2年の冬、君に好きだと言われて付き合ったときは夢かと思った。





こんなにも私は君が好きだったんだと。





でも。……それは過去の話。




現在、高校3年の私は―――――









…………君が好きかわからない。






「ね、ねぇ。莉斗っ…」
「ん、なに?…愛美。」






私、神田愛美は今 彼氏である貴音莉斗の
部屋にいる。





高校3年生になった私達。 今年で付き合って1年目を迎える。








「そ、そろそろ遅いし…さぁ?」
「…だからどーしたの?」





只今の時刻、午後7時30分。 そろそろ親も帰って来る時間。


もう帰らないと心配をかけてしまうだろう。





だから私は莉斗に帰りたいと遠まわしに言ってみた。……君の本性を出したくないから。