予測不能なケミストリー 【完結】

「そうなんだよー。
桜木君ってば、セイラには
ノート貸すのに、
こないだ 理恵が貸して、って言ったら
断ったんだって!」


「ちょっ、ちがっ!」


私はぼんやりと みんなのやりとりを
聞いていた。

なんだなんだ
私が知らないところで
風がすーーっと吹き抜けるみたいに
よくわからない何かが
すーーっと通り過ぎていく。
通り過ぎちゃ ダメなやつじゃないの?