教室に戻り自分の席に座ると
どっと疲れが込み上がって来た。
「はぁ〜」
頰をつきながら ため息をついてると
前の席に 誰かが座る。
「どうでしたか?初告白された気分は!」
テンション高めで前の席から
話しかけて来たのは
立花 ましろ(Masiro Tatibana)。
あたしの数少ない信用のできる友達だ。
「なんと言うか…疲れた…」
「なんかこのちょっとの間に老けた?
50代って言ってもおかしくないよ?」
「いや、それはおかしいから。
まだピチピチだから。」
おかしな事を言う ましろの頭を小突いた。

