初恋は君の隣から。






「あ、そっか。今日から
合宿先に行くんだっけ?」



「……合宿先?」




「あれ?言ってなかった?
今日からお母さんの
知り合いのところ合宿に行くって」




ましろの言葉で思い出した

そうだ、今日から合宿先に住むんだった
もー告白とか神谷にむかついてて忘れてた…




「じゃあね!ましろ!」




そう言ってあたしは 小走りで
下駄箱に向かう。



あー最悪だ。間に合うかな…




そんな事を思いながら
携帯で時間をチェックしながら
靴を地面に放り投げる。




5時に行くっていってあるから…
今は…えっと……もう4時半?!



荷物はお母さんが持っていってくれてるし
このまま 直で走って行くしかないか…