家政婦だって、恋したい




時計を見ると、まだ16時を回ったところだった。

「時間もあるし、温泉にでも浸かりにいくか。」

俺のその一言で、結衣が期待に満ちた目を俺に向けた。


「٠٠٠何?一緒に入りたいわけ?」

部屋に備え付けてある露天風呂を差す。


「ち、違いますっ!!」

冗談で言ったのに、
結衣は顔を真っ赤にして、勢い良く立ち上がった。


「そんな顔を真っ赤にして否定されてもな。図星にしか見えないぞ?」

俺は、結衣の反応がなんだか面白くて、つい意地悪をしたくなった。


「だから違いますっ!!大浴場の露天風呂が気になっていただけです!」

結衣は益々顔を赤くして、そっぽを向いた。