家政婦だって、恋したい



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「…ただいま」

「結衣ちゃんただいまー!」

いつもの様に、一緒に帰って来た二人。

ただ、いつもと違ったのは、帰宅時間が3時間も早かったという事。


「今日は早いんですね。」

私は、煮込んでいる夕食のビーフシチューをかき混ぜながら、二人に言った。


「ああ、今日で旅館が完成してね。明日碧斗とプレオープンに行かなきゃ行けないから、今日は早めの帰宅なんだ。」

鞄を置きに、碧斗さんが無言でリビングから姿を消すと、拓哉さんが教えてくれた。

「そうだったんですか!完成、おめでとうございます。」

私は、心からの笑顔で言った。