翌朝、 もう調子が良いからと、休みを返上して仕事に行ってしまった碧斗さん。 本来なら、私は止めるべきだった。 でもあのキス以来、私は普通に接しているつもりだけれど、やっぱり何処か意識してしまう。 あれは碧斗さんの冗談で、私をからかっただけ。本人もそう言ってたじゃない。 碧斗さんに取って女の人は唯の道具で、私はそれ以下。 あの人にしてみたらキスなんて、どうってことない。あれが普通なんだ。