「んなわけないだろ。…過労だってよ。」

「過労!?それはいけませんっ!夕食を召し上がったら、すぐに寝てください。」

結衣が、自分を責めないようにとフォローしたつもりが、余計に心配させてしまった。


「いや、やらなきゃ行けないことが山積みなんだ。寝ていられない。」

「…仕事熱心なのは良いが、また倒れられたら、大変なのは俺たちなんだぞ。」

呆れたように俺に訴える拓哉。

「そうですよ。碧斗さんが体調悪そうにしていると、部下の皆さんは気にして、仕事に差し支えるかもしれません。」

それに乗っかってくる結衣。