家政婦だって、恋したい






「あははっ!なんかもう、馬鹿らしくなってきた!」


そういった拓哉さんは、冷蔵庫からビールを2本取り出すと、

碧斗さんの隣に勢いよく座り、プルタブを開けてビールを飲んだ。




「ほら、結衣ちゃんも!」

拓哉さんは私にビールを差し出して、目の前の椅子に座れと合図する。


「え、えっと…はい。」

私は断ることも出来ずにビールを受け取ると、碧斗さんと拓哉さんの目の前の椅子にゆっくり腰かける。




「はい、かんぱ~いっ!」

拓哉さんが元気良くビールを前に突き出すと、不機嫌だった碧斗さんもフッと笑ってビールを合わせる。


二人が早くという様に私を見つめるものだから、

急いでビールのプルタブを開け、私も釣られて合わせた。