いよいよ祝賀会の時間になり、 浴衣に着替えた私たちは、揃って会場の牡丹の間にやって来た。 「沢山いらっしゃってますね٠٠٠」 見た感じ、30名くらいは居るだろうか。 私はその数に圧倒されるのと同時に、 これだけの人を集めるほどの事を碧斗さんはしているのだと思うと、 私が恋人役で良いのかと凄く不安になる。 「碧斗。」 ドキッ 後ろから声がして振り返ると、麗奈さんが居た。 「麗奈、もてなし頼むぞ。」 「任せてちょうだい。」 そう言って麗奈さんは自信満々に微笑む。