チュンチュンチュンチュン(鳥の鳴き声)トントントントン
いつもどおりの朝。いつもどおりの朝ごはんを作る音。
そして、いつもどおりのあたし
山川絢(あや)高校三年生の17歳。
趣味はおしゃべり?でみんなからは、うるさい!って言われるほどベラベラ喋るんだ〜。もう一つ言い忘れそうだからいうけどね、彼氏がいるんだ。
同級生の佐川瞬(しゅん)、18歳。
あたしの最初で最後の恋する相手?かな〜、あはは(やば、こんなこと言うと怒
られる〜)。ま、自己紹介はここまで!
ギャーッ、こんな時間!遅刻遅刻。
そーいえば、瞬との出会いもこんな朝だった、ような。




桜が綺麗に色づき始め、新しい制服でぴかぴかのローファーで学校へ登校する。
高校1年の春。入学式。
あたしはよく寝坊して遅刻しちゃう。
その日も遅刻しそうでギリギリですごい猛ダッシュで学校へ向かってた。