毎日だって好きって言うよ。


休みも不定期で、なかなかお母さんとの時間がなかった私達は、ばあちゃんに育てられたようなものだった。



私が悪さをすれば、強烈なゲンコツで鬼のような顔で叱ってくるのもばあちゃん。


悪い点数の答案用紙を見て、怒鳴りつけてくるのもばあちゃん。


まるで、女バージョンの波◯さんだ。


(さしずめ、私はカツ◯くんって所だろう…)



私が打たれ強いのは、絶対にばあちゃんのせいだ。


中学に入るまでは、人類で一番権力を持っているのは、ばあちゃんだと思ってたくらいだし、


ばあちゃん以上に怖い物なんてなかったと言っても過言ではないだろう。




まぁ、そんなばあちゃんも怒ってることばかりじゃない。


記憶に残ってるのは小学生の時。


私が学校で熱を出して、保護者の迎えが必要になった事があった。


もちろんお母さんは仕事。


迎えはばあちゃんだ。



元はと言えば、この日の前日、ばあちゃんの言いつけを守らず、傘を持たずに遊びに出て雨に降られたのが原因。


“また、ばあちゃんに怒られるっっ!!!”


って、ばあちゃんの到着を保健室のベッドで震えながら待ったっけ。