もじもじしている私に悠太先輩はコテッと首を傾げてみせる。
「実は私…10月30日が誕生日なんですけど…」
「へぇ。そうなんだ。ホントもうすぐだね」
「あ…はい。そうなんです。だから、あの…その日にもし、もしよかったらなんですが…」
私は、ゴクリと唾を飲み込む。
何だか物凄く緊張するっ…‼︎
このお願いが悠太先輩に拒否されたらどうしようだなんて、
今更、何弱気なことを考えてるんだあたし!
そんな私の様子に気付いたのか、悠太先輩も何だか訝しげな顔付きになって…。
どんな面倒臭い願いをぶつけられるのかとハラハラしている様子。
「良かったら誕生日の日に、“おめでとう”って言ってもらえませんか!?!?」
意を決してその言葉を発すると、
高い秋空を飛んでいる飛行機の音と鳥のさえずりが聞こえてくるだけの、なんとも平和な間が出来て、
「……………………は?」
目を瞬かせ、半開きになった悠太先輩の口からは素っ頓狂な声が溢れ出てきた。
この雰囲気…。
やっぱりこんなお願いするんじゃなかったかな!?
「実は私…10月30日が誕生日なんですけど…」
「へぇ。そうなんだ。ホントもうすぐだね」
「あ…はい。そうなんです。だから、あの…その日にもし、もしよかったらなんですが…」
私は、ゴクリと唾を飲み込む。
何だか物凄く緊張するっ…‼︎
このお願いが悠太先輩に拒否されたらどうしようだなんて、
今更、何弱気なことを考えてるんだあたし!
そんな私の様子に気付いたのか、悠太先輩も何だか訝しげな顔付きになって…。
どんな面倒臭い願いをぶつけられるのかとハラハラしている様子。
「良かったら誕生日の日に、“おめでとう”って言ってもらえませんか!?!?」
意を決してその言葉を発すると、
高い秋空を飛んでいる飛行機の音と鳥のさえずりが聞こえてくるだけの、なんとも平和な間が出来て、
「……………………は?」
目を瞬かせ、半開きになった悠太先輩の口からは素っ頓狂な声が溢れ出てきた。
この雰囲気…。
やっぱりこんなお願いするんじゃなかったかな!?



