「…ご褒美…」
「え?」
「ご褒美何がいいの?」
「っ!くれるんですか!?」
「仕方ないでしょ。約束なんだから」
「!!!」
自分でせがんでおいてはなんだけど…
うそぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡♡
「あーでもアレだ。形に残る物とかはダメね。俺、そういうのは誰にもあげないようにしてるから」
「はいっ!分かってます!」
「あとアレ。俺からの愛♡とか言うのもナシ。ピヨちゃん言いそうだからさ」
「い、言いませんよぉっ!!」
悠太先輩の中の私のイメージって…やっぱりそんなんなのね。
いや、確かに言いそうではあるけどっ‼︎
「悠太先輩からの愛は、欲しいと言って貰うものじゃありませんから。
悠太先輩が、与えたいと思った時に初めて貰うべきものだと思うので」
いつか、そう思ってもらえる日が来たらいいな。なんて。
願うのは自由だよね?
「…ふ。ピヨちゃんらしいね」
そう言って悠太先輩は眉を下げて笑う。
「それじゃあ、ピヨちゃんはどんなご褒美が欲しいの?」
「実は…もうコレと言うのを決めておりまして…。」
「?」



