鬱陶しがられたって、だからやめられない。


私はきっと、先輩中毒です!



「ところでピヨちゃん。テストの方はどうだったの?」


「ふっふっふ!もちろんバッチリですっ!!!」



図書室で見たあの夢は、果たしてどこまでが夢でどこまでが現実なのか。



「そりゃ良かった。調子乗って明日のテスト、つまづいたりしないでよ」



ま。


悠太先輩が私を愛おしそうに撫でるなんてこと、あるわけないけどね。


恥ずかしいからそんな夢を見たことは、先輩には内緒にしとこっと。