毎日だって好きって言うよ。


「今日は彼氏と遊びに行かないの?」


「今日は断った。何か今の男も飽きてきちゃってさ」


やっぱりこの人ドイヒー。


「あんたは何?またなんか悩んでんでしょ」


「え?何で?」


「あんた昔っから悩んだり迷ったりするとすぐばあちゃんの側でぐずってたじゃない」


クスッと笑うと、お姉ちゃんは寝転がる私の隣にそっと腰を下ろす。


「そんな子供じゃないもん」と眉を寄せて唇を尖らせるが、内心図星だ。


私はまだ、迷ってる。



「お姉ちゃん。私、ふられちゃった」


「ふーん。例の先輩?」


私はコクリと頷く。


「二度と付き纏わないでって言われた。私みたいなのが苦手とも……」


「へぇ」


「私、悠太先輩はただ一歩を踏み出せないだけで、もしかしてもしかしたら、私のことちょっとは気に入ってくれてるかもって…そう思って浮かれてた。それが違うって知った時、もの凄く恥ずかしくて。今までふられてた時の何百倍ダメージ受けちゃって」


お姉ちゃんは、相槌を打つでもなく、おばあちゃんの仏壇を眺めながら黙って私の話を聞いている。


「また立ち上がって、なりふり構わず追っかけるなんて…出来なくて…。もう、いい加減諦めようって思ってるのにさ、そう思えば思うほど、一緒にいた時の悠太先輩が浮かぶの。もうとっくに終わったはずなのに、私の気持ちはまだ成長を続けてる」