毎日だって好きって言うよ。


「……友野が言ってくれたんだ。全部抱えたままでいいって。いつか、忘れさせてくれるって……」


取り残されるなんて嫌だ。


私は、そんな言葉にすがってでも前に進みたい。


「そっか……」


「うん」


「あたしは、陽伊代が幸せならそれでいいんだ」


「うん。ありがとう」


幸せ……か。


幸せってどんな感じだっけ……。


それすら忘れてしまうくらい。


それを感じていたのは、ずっと前のことのように思えた。













ばあちゃんの仏壇から上がる、お線香の煙。


元々ばあちゃんの部屋だったそこは六畳ほどの畳の部屋だ。


私はその場所で、寝転がりながらその煙を眺めていた。


「うっわ!!びっくりした!!あんた電気くらい点けなさいよ!!」


「お姉ちゃんお帰りー。今日は早いね」


この部屋に来た時はまだ日が差していたのに、いつの間にか日が沈んで部屋は薄暗くなっていた。


その中にまさか人間が倒れているんだから、お姉ちゃんが度肝を抜くのも無理はない。


寝転がったまま身体を回転させ、お姉ちゃんの方を見れば、額を足で踏みつけられる。


ドイヒー。