毎日だって好きって言うよ。


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「友野と付き合う!?」


学校からの帰り道。


今日は友野が部活の為、しーちゃんとふたりで帰宅中だ。


「本気で言ってるの?陽伊代」


「うん。本気だよ。まだ友野には言ってないけど」


眉を寄せて、足を止めるしーちゃんに、私は笑顔を貼り付けてそう言う。


「陽伊代がそれでいいならいいんだよ?……だけど、まだどう見たって引きずってるよね?東阪先輩のこと」


しーちゃんのその言葉に、私の身体がギクっと揺れてしまう。


しーちゃんの言う通りだからだ。


「まだ、東阪先輩のこと好きなんでしょ?」


私の本音を探るように、私の目を覗き込むしーちゃん。


私はその目を真っ直ぐには見られなかった。


「……好きだよ」


「じゃあ……っ」


「でも、このまま好きでいたってどうにもならないもん。悠太先輩は、もう前の悠太先輩に戻ってる。まるで私とのことなんてなかったみたいに。動けないでいるのは私だけ。私ばっかりあれから何も変わらないなんて…そんなのキツいよ……」


このまま、悠太先輩のことばかり考えてたら、私の時間だけ進まなくなってしまう。


きっと、本当に一生止まったまま。


さすがにそんなのは怖い。