毎日だって好きって言うよ。


私の肩に友野の両手が置かれて、気付いた時には……


私は友野の腕の中にいた。




……だめだ。


頭がまるで追いつかない。




「俺ならお前を幸せにしてやるのに……」



耳元で囁いた友野の声は酷く掠れてて、今にも泣き出してしまうんじゃないかと思うような、苦しそうな声だった。


その声を聞いて、私は少しずつ友野の言動の意味に気付き出す。


でも、そんなのもう遅かった。



「俺は、陽伊代が好きだ」



ドクッと心臓が跳ねる。


友野の身体が、私から離れて行く。


「俺はもう、友達としてお前といることは出来ない。陽伊代とあいつの仲、応援することなんか出来ないから」


友野の手が私の頭を撫でる。


いつもの友野の癖だ。




「だからお前が選べ。俺かあいつか……」







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友野が教室を出て行った後、私はその場から動くことが出来なかった。


「陽伊代……大丈夫?」


心配そうに私の顔を覗き込むしーちゃんに、


「……しーちゃんは……知ってたの?」


出てきたのは、今にも消え入りそうなか細い声で、まるで自分の声ではないみたいで自分でも少し驚いた。