––––ガンッ!!
ガターン!という、耳を塞ぎたくなるような大きな音が教室内に響き渡って、私は思わず身体を強張らせる。
「何やってんの!?あんた達!!」
遠目から私達を見ていたのか、しーちゃんが慌てた様子で駆け寄って来る。
教室の中には私達3人だけ。
そして、机の椅子を蹴飛ばしたのは、
……友野だ。
私は、その倒れた椅子を呆然と見ていた。
何が起こってるの?
「お前。わざとやってんのか?」
「……わざと?」
「わざと俺を弄んで楽しんでんだろっ!?」
「友野やめなよっ!!陽伊代がそんなことするわけないでしょ!?」
友野の言っている意味が分からない。
何で友野はこんなに怒ってるの?
何でそんな見たこともないような表情で、声を荒げて、そんな軽蔑したような目で私を見るの?
「友野……。本当に……私……友野の言っていることがよく……」
「何であいつなんだよ!?あいつがお前に何してくれるっつーんだよ!!いつもお前、追っかけ回すだけじゃねぇか!!そんなんでお前幸せになれんのかよ!!俺なら……っ」
そう言って、友野は地面へと視線を落とす。



