「……なんだよそれ」
友野の低い声が、下げた頭の上から落ちて来て、ズキンと胸の奥が痛む。
私もそうだけど、友野も楽しみにしてくれてたもんな……。
前日にドタキャンするとか、自分でも最低だと思う。
でも、悠太先輩との関係を変えられるまたとない機会なんだ!
きっと友野なら、話せば分かってくれる!
私は、都合よくそう思っていた。
「ほ、ほら!しーちゃんも一緒に出来る日に、改めてやろうよ!!プレゼントもその時3人で交換してさ!!」
「……い?」
「……え?」
「その用事って、あの先輩?」
友野の私を見る瞳は、真っ直ぐなのにどこか影がかかっていて……。
いつもの友野とはかけ離れたその雰囲気に、飲み込んだ唾が嫌な音を立てて落ちていく。
友野が悠太先輩を好きじゃないことは知ってる。
だけど、そんな顔しないで、いつもの友野みたいに笑いにしてよ。
“お前ドタキャンかよ!この埋め合わせは高くつくぞ?”
って、何で言ってくれないの?
「う…うん。悠太先輩に……誘われて……」



