それから私達は速やかに教室戻ると、また肥田先生の長ったらしくて暑苦しい話を聞いて、恐怖の通信簿をもらい青ざめて、
「じゃあ、3学期も元気に登校してこいよ!冬休みハメ外すんじゃねーぞ!」
そう言う肥田先生の言葉で一斉解散となった。
生徒達はみんな目前の冬休みに浮き足立っているからなのか、さっさと教室を出て行く。
そんな中、もたもたと帰り支度をしている私の席に、支度を終えた友野がやって来る。
隣の席の机にドカッと座って、
「陽伊代!明日何時にお前んち行けばいい?」
“るんるん♪”という効果音が付きそうなほど無邪気な笑みで私を見て来るから……。
どうしよう。
言う前から胸が痛い。
「友野!本当ごめん!!」
私は意を決して話を切り出す。
顔の前で合わせた手に、ありったけの申し訳ない気持ちを込めて。
「は?何だよ急に」
友野はまだ分かっていないと言った顔。
顔にはまだ笑みが残っている。
「あ、明日ね。クリスマスパーティー、出来なくなっちゃったの……。その……私も用事が入っちゃって……約束しておいて本当ごめん!」
その私の言葉に、友野の顔色が変わる。



