そもそも、この話の発端てなんだっけ?
ん?
クリスマスパーティー?
まだ悠太先輩が離れてくれないにも関わらず、思考を巡らせていると、
「ピヨちゃん。目閉じて」
「へ?」
「俺の態度が変わらないから自覚を持てないんでしょ?だったら自覚、持たせてあげる」
え
え
えぇぇぇ〜〜〜〜!?
ゆっくりと近付いてくる悠太先輩の唇。
いやさ?
コレ、今までの流れだと、からかわれているだけっていう……アレだよね?
目瞑ってバカをみる……みたいな……。
だけど、さっきの悠太先輩はいつになく真剣な眼差しで……。
そうか。
私、悠太先輩の特別なんだ。
別にそういうことをしたっておかしくないんだよね……?
……あれ?
ていうか、特別って結局何?
恋人?
彼女?
いやいや、私悠太先輩に付き合おうなんて言われてないし!
それどころか、“好き”って言葉も聞いたことがない……し……。
ちょっと待てよ。
これは……とんでもないことに気付いてしまったような……。
「だ、だめです!!!」



