私がそんなことを思って浮かれている時、
–––––「あーぁ。知らないよあたしは」
しーちゃんがそう呟いていたことに、私は少しも気が付かなかった。
***
「ふんふふっふーふんふふっふー♪」
「ご機嫌だね。ピヨちゃん」
学校からの帰り道。
今日は、悠太先輩と帰宅しています。
といっても、今日も悠太先輩の後ろをストーキ……いや、ついていってるだけなんだけどね!
「はいっ!だって、明後日は待ちに待ったクリスマスですから!」
「ピヨちゃんクリスマスとか好きそうだもんね」
そう言ってクスリと笑う悠太先輩との距離は、約1.5m。
普通の声で話していても会話が出来る距離に悠太先輩がいるということが、やっぱり少しだけだけど私達の距離が近付いた証拠かなって。
そんなことを考えると、元々ハッピーな気持ちがさらにハッピーになって、今日の私は正に絶好調だ。
「今年はあのしーちゃんて子と、友野くんとクリスマスパーティーだっけ?本当君達仲良いよね」



