どこから出てきたのか分からない素っ頓狂な声を出すと、しーちゃんが苦笑してみせる。
「いや、普通さ、クリスマスっていったら恋人達のイベントなんじゃないの?」
キョトンとする私に、しーちゃんと友野の視線が刺さる。
恋……人?
「いやいやいやいやいやいや」
顔の前で手を立て、横に振るあたし。
この人、何をおっしゃるのやら!
「あたしと悠太先輩恋人じゃないしっ!」
「もう何言ってるのー!」とひとり笑っていれば、しーちゃんが下顎を出して心底呆れた顔になって、
「まさか……あんた達、あれから少しも進展してないなんてこと、ないわよね?」
と私にジリジリと迫ってくる。
「し…進展も何も、前と何も状況は変わってませんけど……?」
テヘッと笑ってみせたのが、それが余計にまずかった。
「テヘッじゃねーわ!!あんたら何やってんの!?もうクリスマスは明後日に迫ってますけど!?!?」
胸ぐらを掴まれ、手をバタバタさせる私にもしーちゃんは容赦ない。
「だ…だって……クリスマスはしーちゃんと友野と過ごす気でいたから……」
「あんた本当に花のJK!?友達なんか優先してんじゃないわよっ!!」
「え…えぇ〜〜〜!?」



