「あはは!そうだよね!悠太あんまり風邪引かないからさ、たまに休むと心配になるよね!」
醜い私に差し込む光は、絢先輩の神々しい笑顔。
どうしようあたし。
絢先輩といると、自分がどんどん嫌いになっていく。
絢先輩はこんなにも裏表がなくて、いい人で……
それなのに私は何でこんなにもドロドロウジウジ……。
いっそナメクジに生まれてくればよかったのに。
「悠太ね、年に1回くらいしかまともに風邪引かなくてさ。だから本人、全然熱に慣れてなくて。こうなると完全ダウンで動けなくなるのに、悠太のパパ仕事でしょ?そしたら悠太パパに毎度頼まれるようになっちゃって」
「もちろんただじゃないけど」と言って悪戯に笑う先輩。
お父様まで公認なのデスネ……。
ホラ。
またあたし、考えが汚い。
「あ!そうだ!!せっかく来てくれたんだし!ヒヨコちゃんもついておいでよ!」
「え!?」
「今丁度、悠太にお粥作って来たとこだったんだよね!ヒヨコちゃんも悠太に会いたいでしょ!?」
「あ……ハイ……」
会いたい。
そりゃ会いたいよ。



