「ピヨちゃん。俺が詮索されるの嫌いだって知らなかった?」
「…し、知ってます」
悠太先輩の情報非公開っぷりは並みのものではなくて…
「だったら大人しく帰りなさい。ピヨちゃんち徒歩圏内でしょ?」
そう言って、駅とは逆方向を指さす悠太先輩。
まわれ右しろということだ。
うぅ…。
なんという、強セキュリティー!!
人間ウイルスバスターかこの人は!
となると、ウイルスは私か?
勘弁してくれよ。
「じゃーね。」
「あっ…!」
しまった!!
帰っちゃう!!!
「あのっ!友野が!!!」
我がリトルマイフレンドの名前に、動きかけた悠太先輩の足が止まる。
よぉぉぉぉし!
よくやった!友野!!
「…友野君が、何?」
「と…友野が…」
しまったぞ…。
悠太先輩の気を引けたのはいいけど、この後どうするか考えてなかった…。
しかも、友野の名前を聞いた悠太先輩は、何だか少し不機嫌な様子。
当たり障りない、それでいて、悠太先輩の情報をさりげなく聞き出す方法…。
そんな都合のいい世間話を持ち合わせているのか!?私!!



