悠太先輩の事、何一つ知らないくせに!
知ろうともしなかったくせに!!
それで毎日告白して?付き合ってくださいって?
もうっ…今すぐ
「消えてなくなりたいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
「ひ、ひよこちゃん!?落ち着いて!!!」
–––––––ガラッ
「「あ。」」
「何やってるの?」
薄暗かった空き教室の中に、廊下からの明かりが差し込んできて、
その光の先に立っていたのは…
「悠太先輩…」
頭を抱えた私に、慰めようと群がった絢先輩と高梨先輩。
この3人の絵面は、なんともシュールなもので…。
悠太先輩からしたら、 まさに“何してんだ”だと思う。
「悠太こそ!今授業中のはずでしょー!こんな所に何しに来たのよー!」
「絢と周が、1年の女の子さらっていったって聞いて、まさかと思ったんだけど…」
悠太先輩は、私の顔を確認すると小さくため息をつく。
「ピヨちゃん。知らない人には、飴をもらってもついてっちゃダメって習わなかった?」



