この人なら、きっと悠太先輩の隣がよく似合う。
ん?
何だ?この感じ。
今まで、悠太先輩のお遊び相手の女子達には感じた事のない感情が私の心の中で疼いていた。
この感情は何て言い表わせばいいんだろう?
嫉妬?
ううん。
少し違う。
焦り?
不安?
とにかく胸がモヤモヤする。
「俺らも君の事知ってるよ」
高梨先輩が、私にニッコリと微笑む。
この人の笑顔、悠太先輩の作り笑顔より胡散臭いかも…。
「君さ、この間の体育祭で悠太と保健室のベッドでイチャイチャしてたよね」
「イ…!?!?!?」
イチャイチャ!?
ベッドでイチャイチャって…なんか語弊がある気がするんですけど!
ってか、あのやり取り、見られてたの!?
顔が一気に赤面していくのが分かる。
それを確認した高梨先輩は、
「やっぱり!」
と言って、クイズに正解した子供のような表情で人差し指を私に向けた。
「じゃあ、やっぱり!悠太のお気に入りのセフレだ!!」
……
…………え?
今さっき、さすがに下品だからと飲み込んだ言葉が、そのまま私に投げられて、まるでトンカチで頭を殴られたような衝撃に、私は言葉さえも失ってしまった。



