友野としーちゃんが戯れている(?)のを見ながら、私は1人考えていた。
“特別”ってどうしたらなれるんだろう?
何をもってして“特別”?
要は、私は悠太先輩の唯一の存在になりたいわけで、唯一の存在というのはつまり、彼女という存在なわけで。
彼女という存在になる為には、私ばかりが好きじゃいけないわけで。
ということは?つまり?
悠太先輩に「好きだ」と言われればミッションコンプリート…ということになるのだろうか?
無理矢理想像してみる。
う、
ううーーーーんん……
全く想像出来ない。
悠太先輩が…「好きだ」…か。
一体どんな顔をして言うんだろう?
どんな声で言うんだろう?
少しも想像つかないけれど、
それはきっと、ものすごく幸せな事なんじゃないかって思う。
「特別になりたいなぁ…」
頬杖を付き、カフェの窓から見える澄んだ冬空を見上げながら、
思い浮かぶのはやっぱり、悠太先輩のことばかりだった。



