毎日だって好きって言うよ。

しーちゃんはそう言って、フォークでイチゴのタルトを突き刺す。


「東阪先輩は、一体どういうつもりなんだろ?陽伊代を突き放したいんじゃなかったの?」


「そ、それは…ぶっちゃけ、私もよく分からなくなってきた…」


先輩は、自分に本気の子は必ず突き放してた。


しつこく言い寄られれば、同じ分だけキツく突き放す。


私も初めは、何度も諦めようかと思ったくらい。


冷たい瞳で、蔑むように。


それでいてどこか怯えるように。


口調こそ穏やかでも、目の奥がいつも近付くなと言っていた。


それなのに…?



「ただの気まぐれだろ」


その声にハッと目を上げれば、友野が何の感情も読み取れないような瞳で、私を見つめていた。


何だか怒ってる?


友野は、悠太先輩の話になるといつもどこかおかしい。


「気まぐれ…だよね」


と肩を竦めて苦笑すれば、友野の瞳は左右に揺れてから手元のコーヒーへ。


なんなんだよ。


言いたい事あるなら言えばいいのに。


「友野は、この間の体育祭、まだ根にもってるんだよねー?」