放課後。
久々に予定が合った私達は、友野も含め3人で、学校から程近いカフェに立ち寄っていた。
私としーちゃんに関しては、新作のイチゴのタルトが目的でもあったりして。
友野はそんな私達を横目に、「イチゴの何が美味いの?」と言って、生意気にブラックコーヒーなんかをすすっている。
そういえば友野はイチゴが好きじゃないんだっけ。
「そんな可愛いもん男の食べ物じゃねぇ」って言ってやたら敬遠してた事があったな。
友野は、可愛らしい容姿に多少のコンプレックスがあるらしく、“男らしさ”にやたらこだわっている。
私からしたら、気にし過ぎだと思うけど…。
今飲んでるブラックコーヒーだってそう。
苦くて眉間に皺寄ってるじゃんか。
無理して飲まなくてもさ。
「大丈夫って、何が?」
イチゴのタルトを頬張りながら首を傾げれば、しーちゃんの眉間の皺が更に深くなる。
「いや、だからさ、あんたそれ、まんまと東阪先輩のお遊び相手になってるんじゃないのかって話」
ガチャンと音を立てて落ちたのは、私の持っていたフォーク。



