仕方ないか。
先輩はこんなの慣れっこなんだから。
小さなため息が溢れる。
だけど、何だか先輩が甘えてくれているようで嬉しくて…。
先輩の寝顔を見ながら、胸の奥の方でキュンッと音がした。
さ…触りたい…。
太もも辺りに、先輩の柔らかい髪があたってくすぐったい。
それと同時に、もの凄くそれに触れたい衝動に駆られる。
触ったら…ダメかな?
いやいや。
さすがにそれはダメでしょ!
…でも…触りたい。
さまよう私の右手。
ゴクリと唾を飲み込めば、自分がどこぞの変態に思えてくる。
〜〜〜〜えいっ!!
思い切って放たれた、私の欲望という名の右手。
わわわっ!
触れたその髪の毛は、思っていたよりもずっとサラサラで柔らかくて、女の私から見ても羨ましいほどだ。
男の人でもこんなに髪の毛綺麗なんだ…。
あ。
先輩、耳の端にホクロがある。
人の頭ってこんなに重たいんだなぁ。
あったかいし。
何だか凄く心地いい。
あー…やっぱり、凄く好きだなぁ。
*
「あんたソレ。大丈夫?」



