毎日だって好きって言うよ。


「……る」


「え?」


「…くれる?ご褒美。もし俺が、リレーに参加したら」


「…先輩が……リレーに……?」


大きな目を更に見開いて、ピヨちゃんは俺を凝視する。


俺はそんなピヨちゃんを真っ直ぐと見詰めていた。


「……も……」


「も?」




「もちろんですっ!!!」



堰を切ったように、目を輝かせながら俺に迫るピヨちゃん。


「ご褒美でもっ!何でもっ!いくらでもっ!」


そんなピヨちゃんの迫力に、言ったこっちが驚く羽目になったもんだから、何だか可笑しくなって笑っしまった。




何でこんな面倒な事になったのか。


俺は一体、何と張り合っているのか。


やる気なんてさらさらないはずなのに、なぜか灯った闘争心。


嬉しそうに頬を染めるピヨちゃんを見ながら、俺はその答えを探していた。











「悠太が走るとか信じられないんだけど!」


各クラスのリレーの選手が集まり始める中、

靴紐を結び直してる俺を見下ろしながら、リレーの選手に指名しやがった張本人、周こと高梨 周也(タカナシ シュウヤ)が満足そうに俺を眺めていた。