「傷口に砂が入っちゃってるから、少し我慢して」
「…はい」
消毒液をかけながら、傷口の砂を落としていく。
染みるのか、小刻みに震えている彼女の足。
痕、残らないといいけどな。
それにしても、ほっそい足だな…。
本来ならこのシュチュエーション、その気にならないこともない。
ベッドの上で女子と二人きり。
男なら当然だろ?
ピヨちゃんは、おバカじゃなければそこそこモテる方だと思う。
俺の周りにいるような派手で目立つ容姿の子達とは違うけど、素材自体は整ってるし、
笑うと顔幅いっぱいに広がる口とか右頬に出来るエクボが、なんとなく男心をくすぐってくる。
つまり、俺の好みからすれば、ピヨちゃんなら生理的に受け入れらないこともない。
だけど、
俺はこの子にだけは手を出せない。
何でだろう?



