普段積極的なくせに、こういうの全然免疫ないよな。
よくこれで、俺と付き合いたいとか言えるよ。
付き合った後の事とか、考えたことあるのか?
…いや……ないだろうな。
この子の事だからな。
後先なんか考えちゃいないんだろう。
保健室の薬品棚に入った救護セットを探しながら、自然とため息が溢れてくる。
よく考えたら、この子も不憫だよな。
俺なんかを好きになるなんて…。
この子にはもっと俺なんかじゃなくて、
この子のペースに合わせて純粋に大切にしてくれる、
もっと他にいい奴がいるはずなんだ。
そう…
例えば––––…
救護セットを片手に、ピヨちゃんのいるベッドに戻る。
すると諦めたのか、大人しく膝を抱えて座っているピヨちゃんの姿があった。
「膝出して」
「……」
「ちゅーするよ」
–––シュバッ!
抱えてた膝をマッハのスピードで伸ばすピヨちゃん。
「はい。よく出来ました」
「……っ!」
「痛い?」
「…はい。少し…」



