毎日だって好きって言うよ。

「そうなんです。友野の取り柄って言ったらこれくらいしかなくて」


「ピヨちゃん何気にヒドイこと言うね」


そうこうしている間に、友野はぶっちぎりの1位でゴール。


友野は応援席にいるクラスメイト達に向けて、かの有名なオリンピック選手のポーズの真似なんかしちゃって、みんなの笑いを誘っている。


本当こういう時に思う。


友野には、人を笑顔にする力があるよなって。


うーむ。

これが低身長というハンデの中でも、さり気なく女子にモテる秘訣か。


ホラ。

友野に群がる男子達の輪の外で、頬を染めながら友野を見つめる女子発見!


その事に友野が気付くはずもなく、


代わりに私の視線に気付いた友野が、私の所にやって来た。


私の所に来てどうする。


「お疲れ。ボルト。あ。間違えた友野だった」


「お前、バカにしてんな?
ちゃんと見てたのかよ?俺の有志を」


「見てた見てた!!相変わらず凄い!!カッコよかった!!」


そう言った瞬間、気のせいだろうか?


隣にいる悠太先輩の肩が小さく揺れた気がした。