毎日だって好きって言うよ。


つまり、遊びじゃなく、本気で悠太先輩の彼女になりたいと思ってる私みたいな人間は、“みんなの東阪悠太”という均衡を乱すものとして、彼女達に目をつけられてしまうんだ。


まぁ、悠太先輩を好きな大概の女子は、そうなる前に悠太先輩に冷たくフラれてその恋に終止符を打つわけだけど…–––



「つまり、陽伊代。目をつけられたわけね」


「はは…そ、そうみたい…」





昨日のミーティングの後、記念すべき第一回目の居残り作業–––––


私、友野、悠太先輩、悠太先輩のペアの岸中先輩。


私達以外に誰もいない教室に、シーンという空気の音だけがする。


な、何この雰囲気!?



『あ、えと、それじゃ、前年度のプログラムを見本に、今年のプログラムのデザインを…』


『そんなのさぁ』


岸中先輩は、焦げ茶のウェーブがかった肩までの髪を指でクルクルと弄りながら、悠太先輩に腕を絡めてる。


『君達1年でチャチャッと決めちゃってよ。あたし、本当はこれから悠太とデートのはずだったんだよね』


『は、はぁ…デート…ですか…』


『そう。デート。』


目の前の彼女のは、私を敵とみなした挑戦的な目を向けてくる。