一応報告も終えたので、自室に戻ろうと部屋を出ようとすると、当主に引き留められた。 「クラスに、大城という奴はいるか?」 「あ、はい。」 どうして当主が大城さんをしっているのか知らないが、あまり気にとめないでおく。 知り合いかなんかだろう。 「あやつには気を付けろ。」 「はい…」 知り合いは知り合いでも、仲はよろしくないようだ。 それに、気を付けなくてはいけないという予感もあたった。 やれやれ。これからどうなるのやら。 .