冷徹社長の秘密〜彼が社長を脱いだなら〜

「で、でも・・・」


「今更、ノーは受け付けないがな。それともう一つ、俺はいつかお前にジョルフェムを譲るつもりだ。もちろん、今すぐじゃない。もしかしたら俺が死ぬまで無理かもしれない。だからお前は俺からジョルフェムを奪うつもりでいてほしい」


「私にジョルフェムを譲る?」


「ああ。ずっと考えていた。子どもが出来て、そいつが継ぎたいと言っても一番の俺の後継者はお前だと」


「唐突すぎですし、無理です私なんか」


本当にプロポーズの次は後継者?!話が飛躍しすぎてついていけない。私がジョルフェムの後継者なんてありえない。


無理だ、そんなの無理に決まってる。


「俺が心底惚れ込んで、見込んだ女だ。だから自信を持て。わかったな?じゃあプロポーズの返事は?」


「そんなのイエスに決まってるじゃないですか。後悔したって知りませんよ。これから先、私より可愛くて魅力的な人がたーくさん現れても絶対に諒のこと手放しませんからね」


「そんなのこっちのセリフだ」


「諒よりもかっこよくて魅力的な人なんているわけないじゃないですか!」