「ままぁ!めいね?いっぱいあそんだの!」



実家のリビングから元気よく走る可愛い娘。
芽依はあたしっ子で皐を嫌ってる。



『ぱぱに、めいのままあげない!』

『は?里依は俺のものだ。』



と、よく2人で言い合ってる。
あたしとしては嬉しいんだけどね。



「芽依、晩ご飯何がいい〜?」

「えっとね!ハンバーグ!」



先週も食べた気がするけど。
あたしの気のせいかな?



「やっぱり、おうどん!」



普段、あたしが仕事をしてるから芽依には寂しい思いをさせてる。

だから、せめて夜は甘やかせたい。



「…そうだね。そうしよっか!」