魔法学園の管理人



「「あっっ!」」

「え?…あ」


深緑のパーカーに制服の紺のプリーツスカート。
黒い猫を肩に乗せて、腕に黄色の腕章をつけた、赤髪で若葉色の目ーー。

き、昨日の赤髪女?!

「あらありがとう。今日もガットちゃん、お借りしてもいいかしら?」

校長が嬉しそうに女を出迎えた。立ち上がって、ドアまで歩いて行く。