魔法学園の管理人



「日常生活まで見張られるみたいで、あまり気分は良くないでしょう?ごめんなさいね。金子先生、頑固だから、なかなか大変なの」

そう言う鏡森校長は、さっきまでの『楽しげなおばあちゃん』より、一気に疲れてるように見えた。

「い、いいえ。
それであの、管理人さんってどんな人なんですか?」

確かに……。
優介がたずねたことは俺も考えていたことだった。

まだ学園に来てそんなに経ってないけど、全然見たことがない管理人。