「千華ちゃん!」


「華弥。どうしたの?」



「今日転校生が2人来るらしいの!」





「そうなの?」







私は、天野千華。
県内でも有数の進学校に通う高校2年。


そして、この子は双子の妹の華弥。
ニコニコしてて誰よりも可愛い。






「千華ちゃん、また興味ないのー?」




「別にそういうわけじゃないよ。」





「んー、なんでいつもそんな恋したくなさそうなの?」




「そんなことないよ?」







私は本を開いて眼鏡をかける。
華弥はブーブーいいながらも前を向く。