ここまでしてもらったんだから、とあたしは少しずつ話し始めた。


最近よく見る夢、不安。


そして…


「あ、やっぱライトくんが好きなのね」


あたしが話し終えた直後のロードさんの言葉に、あたしは目を丸くした。


「…え?やっぱりって…」


「気づかれてないと思ってたの?あたしから見ればバレバレよー?」


くすくすと笑ながら言われ、あたしは顔を赤らめてうつむく。


…そういえば、ウィンにもアズロにも見破られたっけ…。



うーん、と唸っていると、ロードさんが話し出した。


「そうね、あたしだったら直接聞いちゃうかな」


「えっ?」


「だって、気になっちゃうでしょ?直接聞けば、スッキリするじゃない」


にっこりと笑うロードさんに、あたしはおずおずと聞いた。


「でも…怖くないですか?」


「…怖いんだ?」


逆に聞き返されてしまい、あたしは言葉に詰まった。ロードさんが笑った。


「ごめんね、意地悪してるつもりじゃないのよ?」