幽霊との同居生活。

「颯人」


懐かしい声が、僕の名前を言っている。ここは、どこかの屋根の上だ。


「私、限界だな」


そう言って、優しい顔の女の人が悲しそうに微笑む。この人、誰だっけ。


「ありがとう。颯人だけだよ。私に優しくしてくれたの」


思い出せない。すごく、すごく、大切な人・・・


「じゃあね」


その人は屋根の端の向かって歩き出す。そうだ、これ、前と同じシーンだ。そして、この人は。


「やめろ!行かないで!」